鼻(嗅覚)の損傷
こんな症状はありませんか?
- においを感じにくくなった
- 鼻での呼吸がしづらい
- 味覚が鈍感になった
鼻(嗅覚)の後遺障害とは
交通事故による鼻の障害は大きく分けて、鼻の軟骨を失った「欠損障害」と、鼻の機能が喪失した「機能障害」があります。
後遺障害には、鼻の欠損、鼻呼吸困難、嗅覚脱失などが認定されます。
鼻の後遺障害のポイント
鼻の後遺障害は、鼻の外傷によって後遺障害を負ってしまう場合だけでなく、頭部外傷に伴う脳機能の障害が原因となり、後遺障害を行ってしまう場合があります。
耳鼻科だけでなく、神経内科や脳神経外科のほか、精神科なども含め、専門性を有する病院で診察を受けるようにしてください。
臭覚に関する障害
鼻の欠損障害
鼻の欠損とは、鼻軟骨の全部または大部分を欠損した状態をいいます。
鼻が欠損することにより、鼻呼吸が困難になったり、嗅覚を失うなど、鼻の機能に著しい障害を残します。
また、鼻が欠損することにより、見た目(外観)が著しく変化するため、「外貌の醜状」としてとらえることもあります。
ただし、どちらか上位の等級が認定されます。
鼻の欠損障害での後遺障害等級認定基準
障害の状態 | 後遺障害等級 |
---|---|
鼻を欠損し、その機能に著しい障害を残すもの | 9級5号 |
鼻の機能障害
鼻の欠損は無くても、交通事故によって鼻の機能に障害を生じる場合があります。
嗅覚が失われたり、鼻呼吸困難が残る場合、後遺障害の等級が認定されることになります。
鼻の機能障害での後遺障害等級認定基準
障害の状態 | 後遺障害等級 |
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嗅覚を脱失又は鼻呼吸困難が存するもの | 第12級相当 |
嗅覚の減退するもの | 第14級相当 |