損害賠償請求の方法
-
加害者側の保険会社から示談交渉されているのですが、
示談に応じて良いのでしょうか? -
保険会社から提示されている金額は不十分な場合があります。
示談交渉はご自身でなさらず、弁護士にご依頼ください。
損害賠償を請求する方法
損害賠償の請求方法は主に示談または訴訟によって請求することができます。
示談
加害者と示談交渉を行います。加害者が任意保険に加入している場合、保険会社と示談交渉を行います。
保険会社は独自の基準で賠償額を提示し、早めに示談成立を求めてきます。
しかし保険会社が提示する賠償額は、本来被害者が受け取ることができる金額よりも低く提示されていることが多く、
保険について詳しくわからない場合は、交渉に応じて署名、捺印をしてしまうことがあります。
気後れして示談に応じることがないように、示談交渉は弁護士に依頼しましょう。
事例
自転車と乗用車の交通事故による傷害事故
被害者:50代 専業主婦 女性
裁判手続き
示談は被害者と加害者の双方が納得して成立します。示談が決裂した場合は、調停や訴訟によって解決します。
調停とは、裁判所が当事者の間に入って話し合いによって解決します。
訴訟とは、調停などの話し合いがうまくいかなかった場合、裁判を起こし、双方の主張や立証をもとに判決が下されます。
裁判手続きでは主張や立証をするために相当な労力を要し、専門的な知識が必要なため弁護士に依頼される場合がほとんどです。
弁護士に依頼すると、費用が高額になることを心配されると思いますが、
保険で弁護士特約に加入されていると、最大300万円まで弁護士費用が補償されます。
その他の紛争解決方法
ADR・・・ADRとは「裁判外紛争解決手続」のことを言います。仲裁者が間に立ち紛争を解決します。